≪ 市場移転問題 ① ≫
ゼロリスク論ですれ違う認識
移転推進派と現地再整備派が、
奇しくも一致する「ゼロリスクとは」
ゼロリスク論ですれ違う認識
移転推進派と現地再整備派が、
奇しくも一致する「ゼロリスクとは」
≪ 市場移転問題 ① ≫ ゼロリスク論ですれ違う認識
≪ 市場移転問題 ① ≫ゼロリスク論ですれ違う認識
移転推進派と現地再整備派が、奇しくも一致する「ゼロリスクとは」ツイッターで Small Bear@Pooh_advanced さんが呟いた「ゼロリスク」について、そこからヒントをいただいて、より考えが鮮明となった気がします。移転問題で推進にしろ反対にしろ、彼らは一所懸命にズレた論点を論っている…そのように感じてました。それは何かについての再録。Small bearさんのツイートからお借りする。中西準子氏が豊洲をゼロリスクになぞらえて話したのは、
無害化という基準が、行政と科学者が決めたものだという事実を知らなかったこと。中西氏は、とうとうとあるべきリスク評価について語ってるが、
経緯をみれば、豊洲のリスク評価は十分、中西氏の主張通りになされてる。
ように思える。ここでいう中西氏の主張とはこちら。中西氏の誤算はなにか。
いや氏の記事を多少、読んだくらいでこのようなことがいえるのかわからないが。
〇短期的な健康被害の有無
が問題と、ごく自然に認識していたことではないかと思う。
しかし豊洲は、
〇70余年の生涯暴露による健康被害の有無
が問題にされていた。この前提条件が違うというだけで、
あとは、豊洲のリスク評価は適正に行われてるし、
その範囲も限定的で、無限の対策、
つまりゼロリスクを求めるような話にになっていない。
まあ、誰かがレクチャーしない限り、
そういう前提知識を持ちようもないから、
単純な認識を持ったのだろうと思う。そして、そのわかりやすい認識が、爆発的にひろがって、
本来、当事者以外にはさして興味もないであろう豊洲問題に
アンチさんを呼び寄せることになったのだろうと思う。実際、中西氏らのゼロリスク論はわかりやすい。
それを受け入れる限り、小池の施策は、全く理解できないものになる。
なぜそんな行動をするのだろう。
と、思って、関連する資料をあさり、
まあ理解したのが現在。
これは、安全に対する設定がそもそも違っていたのだと。正直、中西氏の記事が出た時の問題認識がどこにあるのかはかりかねて、逆に理解できなかった。ゼロリスク?は?何ソレ?
という状態だったので。批判か支持か立ち位置が違うだけで、見方もすっかり変わる。bearさんのツイートを続けます。今は理解した。
10進法で理解できない計算式を、
12進法だと気付いたとき、すらすら理解できるようになった。
ようなものではないかと思う。『生涯暴露による健康被害の有無』
これを問題にしてると理解し受け入れれば、
無害化というのがゼロリスクなどではなく、
ある意味、科学的合理的に設定されたものだとわかる。
そんだけのことなんだろうなと思う。おそらく、
ゼロリスクとは何か。
そういう認識がないままに、
一部が言葉をもてあそんでいるのであろう。以下、私の感想。ツイートは言葉足らずだったので若干の修正・加筆あり。「小池知事がゼロリスク脳で無害化徹底を強要した」これが《できもしない無害化要求で延期判断したから無用な混乱が生じた》というアンチさんのストーリーだ。であるなら、無害化破綻が決定的となった調査で移転は中止されて不思議ない。しかし移転は延期ではあっても「中止」では無かった。その為、ゼロリスクにこだわるのであれば為されなくてはならなかった「中止判断」が下されなかった事を、現地再整備派は手酷い裏切りのように感じたのだろう。つまり、移転推進派は、知事のキャラをゼロリスク脳として設定した。そういうキャラクターを創造したのだ。そして、そう設定したキャラクター、現地再整備派も深く信じたのである。そうであるから、陳謝して移転を進めた知事を、👉推進派はブレただの元通りになっただけだの言い、👉再整備派は裏切られたように感じたのだ。実際には「移転に向けたロードマップ」は延期判断された直後から示されていた。『移転に向けた』と最初から明記されてるのである。都政始まって以来の不祥事にどう決着をつけるかについての一年近くに及ぶ議論で、ガバナンスについては都政改革本部、移転問題では市場のあり方戦略本部が立てられた。Small bearさんのように、キャラ設定に無理があったのだと気付いて、ゼロリスク脳とは別のルール(公的な取り決め通り)に従っているだけだと理解できれば、まったく違う景色が見えてくるのである。
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